札幌でも利用したい!ドライブインシアター「あしたのしあたあ」とは?

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ドライブインシアター」というのを最近耳にしたことがあるのではないでしょうか?
コロナ禍によって復活しつつあるエンターテインメントの一つで、最近では北海道でも「あしたのしあたあ」と名打って旭川と江別で実施されました。
このコロナ禍で映画館の利用が以前より難しくなり、娯楽施設の利用が限られてきている今、再度注目を集めています。
ドライブインシアターと「あしたのしあたあ」について紹介します。

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札幌から消えてしまった「ドライブインシアター」とは?

上映当初のドライブインシアター
ドライブインシアター初期の様子

ドライブインシアター | Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%96%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%82%BF%E3%83%BC

ドライブインシアターとは、車に乗ったまま見られる映画館になります。
基本的には屋外会場となっており、自分の車のまま会場に入って車の中から大きなスクリーンに投影された映画を観る、という形態のエンターテインメントになります。

ドライブインシアターの歴史は古く、1915年にドライブインシアターの原型が生まれ、1950~1960年代にアメリカでブームとなったそうです。
少し古い時代を舞台にしたアメリカ映画などで、カップルがデートに行く場所として見かけたことはあるのではないでしょうか。
日本にも以前は数十か所ドライブインシアター施設があったそうですが、大型シネコンが増えてきたことによって全て閉館しています。

札幌にも1か所ドライブインシアターがありました
新札幌の「シネ・ファイ新さっぽろピット」という施設だったようです。もちろん現在はなくなっています。
ARC CITYの壁にその名残が見られるそうですので、詳しくは以下の記事を読んでみてください。

新札幌情報ナビ | 【1984年】道内初のドライブインシアターが新札幌に登場(現在は閉館)【札幌市厚別区】
http://shinsapporo.lomo.jp/wp/?p=7685

最近旭川と江別で実施された「あしたのしあたあ」とはどのようなものなのでしょうか?

札幌の企業による「Drive in Theater」と「あしたのしあたあ」とは?

ドライブインシアターロゴ

あしたのしあたあ」とは、北海道で映画上映を行うイベント企画の名称になります。

あしたのしあたあ | Facebook
https://www.facebook.com/ashitanotheater/

江別のドライブインシアター開催については、「Drive in Theater」が共催で行っているようです。
ちょっとややこしいのですが、「Drive in Theater」というイベントを行っている「OUTDOOR THEATER」という企画グループがあり、その「OUTDOOR THEATER」は札幌の「Lacol」という企画会社が運営しています。

Drive in Theater
https://driveintheater.fun/

Outdoor Theater Japan
https://outdoortheater-japan.com/

Instagram | Outdoor Theater Japan
https://www.instagram.com/outdoor_theater_japan

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コロナウィルス感染拡⼤により気が滅⼊るようなニュースが続く毎⽇の中、 「日本全国に明るいニュースを届ける」事をミッションにドライブインシアタージャパンツアーはスタートしました。  私たちは今、一生に一度あるかないかの歴史に残るような時代を生きています。 大前提として拡散防止・安全対策は最大限にやる必要があります。 その上で、アイデアを出し合ってこの局面を楽しんで乗り切る方法を模索しています。 数年後「コロナの時期は大変だったけどこんな事をして楽しかったよね」と笑顔で語り合いたいと 本気で思っています。  接触は最⼩限に、思い出は最⼤限に。 身体的な距離を保ったエンターテインメントで明るいニュースを社会に発信して行きます。  新型コロナウィルスの影響で下を向きがちな毎日ですが、この取り組みが少しでも 皆様の“上を向く”きっかけとなることを願っています。  #outdoortheaterjapan #drive #driveintheater #ドライブインシアター #outdoorcinema #outdoormovie #openaircinema #movie #movies #outdoor #cinema #opendoorcinema #japan #tbt #followme #野外映画 #野外映画館 #野外シネマ #映画 

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株式会社Lacol
http://www.lacol.jp/

OUTDOOR THEATERは「Drive in Theater」以外にも屋外での映画上映を国内の色んなところで行っています。

ある程度の敷地があれば映画上映はできそうな気がします。
北海道ですので、広い土地は多くありますし自動車の保有率は高いので、コロナが落ち着いた後も私たちの楽しめるエンターテインメントの一つとなるのではないでしょうか。
個人的にはドライブインシアターを利用してみたかったので、札幌近郊でもっと実施して欲しいです。
映画以外にもライブやなのどイベントにも利用できそうですよね。

過去の「あしたのしあたあ」はどのようなものだったのでしょうか?

札幌近郊でも実施された「あしたのしあたあ」

あしたのしあたあロゴ

ドライブインシアターを企画している北海道の「あしたのしあたあ」ですが、過去に旭川と江別で開催されています。
映画を見る方法は旧来のドライブインシアターと同じです。
チケットを購入して、自分の車で会場に入り、映画を鑑賞します。
音声はFMラジオで飛ばされているので、車のステレオで聴くことができます。もし、ラジオの利用できない車であればラジオ持参ですね。

旭川の「あしたのしあたあ」

2020年5月9日にディノス旭川の駐車場で実施されました。
ディノス旭川はJR新旭川駅前にあります。

上映を見るにはディノスが発行する「未来チケット」の購入が必要でした。
「未来チケット」は1,500円で購入できるディノスの映画館で利用できる鑑賞チケットになります。前売り券のようなものですね。
コロナの影響で映画館が運営できなかった当時に発売されたチケットで、そのチケットの特典としてドライブインシアターの鑑賞がついていました。
チケットは60枚限定で販売されました。
当日の上映作品は「ワイルド・スピード/スーパーコンボ[吹替]」です。

スガイディノス | 車で楽しむ映画館「ドライブインシアター」が 1日限りでディノス旭川に登場!
https://www.sugai-dinos.jp/info/2020/05/01/1889/

江別の「あしたのしあたあ」

2020年6月20日・21日に江別の蔦屋書店の駐車場で2日間実施されました。
レンタルビデオのTSUTAYAが全国で展開している、本やカフェ、雑貨などが集まったオシャレな複合施設を提供している「蔦屋書店」の江別店です。
北海道だと函館にもう一店舗「蔦屋書店」がありますね。

こちらでの上映はドライブインシアターのチケットとなり、車1台につき3,000円で、2日間合計140枚が販売されました。
チケットはすぐに完売となったそうです。
当日の上映作品は「アメリ-字幕版-」です。

【イベント】札幌都市圏で初となるドライブイン・シアターを江別 蔦屋書店で開催! あしたのしあたあ at 江別 蔦屋書店 〜 Drive in Theater Japan Tour 〜
https://ebetsu-t.com/news/ashitanotheatre-driveintheaterjapantour/

上映前に落語や飲食店紹介などを実施したり企業との協賛も積極的に行い、興行としても色々力をいれているようです。

「あしたのしあたあ」は今後も開催されるのでしょうか?

札幌で利用したいドライブインシアター「あしたのしあたあ」

「あしたのしあたあ」は第3弾を検討中であることを伝えています。
今後の展開はどうなっているのでしょうか?

今コロナ禍で多くのイベント・娯楽施設の運営が難しなったり、制限が行われたりしています。
そのような中、過去のエンターテインメントであったドライブインシアターを復活させた「あしたのしあたあ」ですが、個人的に今後も色々なところで実施して欲しいイベントです。
私がドライブインシアターを以前から使ってみたいと思っていたという事もあるのですが、それ以外にも、「あしたのしあたあ」がこれからも大きくなるのではないかと思う理由がいくつかあります。

「あしたのしあたあ」は新しいアトラクション

以前に札幌を含めて国内にもある程度の数のドライブインシアターがあったようですが、限られた場所にしかありませんでしたので、利用したことがある人は少ないのではないでしょうか。
特に若い人たちには新しいアトラクションとして認識する人も多いと思います。
コロナの影響で多くのイベントが中止になり、娯楽施設が閉園・閉館に追い込まれている中、数少ない安心して利用できるアトラクションです。

「あしたのしあたあ」はコロナフリー

自身の車から出ることなく映画を鑑賞できます
人との接触は少ないですし、感染可能性のあるものに触ることもほとんどありません。
このご時世にぴったりのエンタメです。

「あしたのしあたあ」は爆音上映・おしゃべり可能

自分の車の中で映画鑑賞しますので、音量は好きなだけ上げる事ができます。もし車に良いステレオを載せている方はかなり良い音質で楽しめるはずです。
上映中に一緒に来ている人とおしゃべりをしたり、スマホを使うこともできます。また、音を出る食べ物も食べても気を使うことはありません。
これらは映画館だとマナー違反になりますからね。

「あしたのしあたあ」の今後

特に北海送は土地はたくさんありますし自家用車の保有率は高いので、このイベントが興行として成功していく可能性は、この先数年まではあるのではないかと思います。
個人的な映画興行としてのネガティブな面としては、スクリーンがまだ小さい、ということと、家族連れだと少々厳しい、というのがあります。

会場にもよると思いますが、写真や映像を見る限りスクリーンがまだ小さく、車内からだとちょっと見にくいように感じました。機材や技術的な問題、もしかすると法的なこともあるのかもしれませんが、現在のよりも倍くらいの大きさがあっても良いと思いました。

自動車から鑑賞になりますので、運転席と助手席に座っていないとみることができないと思います。後部座席からだとかなり難しいですよね。
なので、子連れで家族4人で、というのはちょっと厳しいのではないかと思います。

あと、細かい話なのですが、都道府県によってはアイドリングストップが条例で決められているところがありますので、そこで問題になりそうな気はしています。
冬の寒い中や夏の蒸し暑い中、暖房や冷房無しで車内で2時間映画観るのはなかなかつらいですよね。

まとめ

コロナの影響で色々なイベントが消えていく中、新しいイベントや復活してきているイベントも出てきています。
ドライブインシアターは日本だけでなく、イラン、ドイツ、韓国などでも広がりを見せており、この時世に合ったイベントとして多くの人を楽しませています。

ドライブインシアター「あしたのしあたあ」はコロナ禍の一つの新しいアトラクションとして楽しみたいですね。
第3弾開催を待っています。

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